はじめに
Flutterアプリのデバッグは、エミュレーターだけではなく実機でも重要です。実機でのテストによって、デバイス固有の問題や性能問題を見つけることができます。ここでは、AndroidデバイスでのFlutterアプリの実機デバッグ方法を説明します。
Flutterのチュートリアルは下記を参考にしてください
初めてのFlutter/Dartマルチプラットフォームアプリ開発チュートリアル
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1. Androidデバイスの設定
まず、AndroidデバイスでUSBデバッグを有効にします。こちらには端末ごとの設定方法があります
今回はGoogle pixelでの開発者モードを有効にします
- 設定→デバイス情報の画面に進みます
- ビルド番号の場所を7回タップします。
- 開発者モードを有効するためにPINを入力します
- 設定画面に戻りシステムをタップします
- 下記のように開発者向けのオプションが表示されるのでタップして「開発者向けオプションの使用」、「USBデバッグ」を有効化します
2. VSCodeの設定
次に、VSCodeでデバッグを行います。FlutterとDartの拡張機能がインストールされていることを確認してください。詳細な手順は、公式ドキュメンテーションを参照してください。
追加する拡張機能は下記になります
- Flutter
- Dart
3. 実機デバッグの実行
AndroidデバイスをPCに接続した状態で、VSCodeでCommad+Shift+Pをおして、「Flutter:Select Device」を選択します。
すると、接続しているデバイスが表示されるため、そのデバイスを選択します
デバイスを選択した状態でVSCode上の「デバッグ開始」をクリックします。あるいは、ターミナルからflutter run
コマンドを実行します。その後、デバッグコンソールでアプリのログを確認できます。
まとめ
この記事では、AndroidデバイスでFlutterアプリを実機デバッグする方法を解説しました。これにより、アプリの問題をリアルタイムで特定し、解決することが可能です。
シミュレータではわからない操作感が確認できるので必ず1回は確認しておくことをお勧めします