はじめに
近年、OpenAIのGPT-3は、その強大な自然言語処理能力により、AI界で大きな注目を浴びています。OpenAIのAPIを使用すれば、あなた自身のアプリケーションやサービスでこの能力を活用することが可能になります。本記事では、GPT-3 APIの使い方とその応用例について解説します。
OpenAI GPT APIとは?
OpenAI GPT APIは、OpenAIの最先端の自然言語処理AIモデルであるGPTにアクセスするためのインターフェースです。このAPIを使用すれば、アプリケーションに自然言語生成、文章の理解、翻訳、要約などの高度なAI機能を組み込むことができます。
APIの登録
1. アカウントを作成する
openAIのアカウント登録ページからアカウントを登録します。下記のようなアカウント作成ページが表示されるので任意の認証方法でアカウントを登録します
2. APIキーを作成する
アカウントを作成するとManage accountのページから左側のメニューのAPI KeyをクリックしてAPIキーの画面へと遷移します
真ん中付近の「Create new secret key」をクリックして、APIキーを発行します(このAPIキーは誰にも教えないでください)
発行する際にキーの名前を聞かれますがわかるように任意に入力します
APIキーができたのでこれを使って各アプリケーションで、GPTのAPIが利用することができます
3. APIを使ってGPTからの結果を取得する
APIを利用するには有料の会員になる必要があります(無料のクレジットが18$あるのでこれを使うまでは無料です)
APIキーが発行されたので次はcurlを使って、実際にAPIを実行してみます
下記の「 $OPENAI_API_KEY
」の部分は先ほど作成したAPIキーを入力してください。bodyのmessages.content
がAIに質問する内容でmodel
がAIのどのモデルを利用するかを選択するパラメータになります
curl https://api.openai.com/v1/chat/completions \
-H "Content-Type: application/json" \
-H "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY" \
-d '{
"model": "gpt-3.5-turbo",
"messages": [{"role": "user", "content": "Say this is a test!"}],
"temperature": 0.7
}'
APIを実行すると下記のような結果が返ってきます。choices.message.content
の部分がAIからの返答になります
{
"id":"chatcmpl-abc123",
"object":"chat.completion",
"created":1677858242,
"model":"gpt-3.5-turbo-0301",
"usage":{
"prompt_tokens":13,
"completion_tokens":7,
"total_tokens":20
},
"choices":[
{
"message":{
"role":"assistant",
"content":"\n\nThis is a test!"
},
"finish_reason":"stop",
"index":0
}
]
}
次の記事でflutterでの利用方法を記載していますのでこちらを参考にして、結果を取得することができます
FlutterアプリでChatGPTを使いこなす: 効率的な会話型AIアプリの開発方法
GPT APIの応用例
GPT APIは、その強力な自然言語処理能力を利用して、様々なアプリケーションを開発することが可能です。以下に、いくつかの応用例を紹介します。
- 自動記事作成: 特定のトピックについての文章を生成する能力があります。これを利用して、ニュース記事やブログ記事を自動的に生成することが可能です。
- チャットボット: 人間と同じように自然な会話を行うことができます。これを利用して、カスタマーサポートやエンターテイメントのためのチャットボットを開発することが可能です。
- 自動翻訳: 複数の言語を理解し、翻訳する能力があります。これを利用して、多言語対応の自動翻訳サービスを開発することが可能です。
まとめ
この記事では、OpenAIのGPT APIの使い方とその応用例について解説しました。これにより、自然言語処理の強力な能力を持つAIをあなたのアプリケーションに組み込むことが可能になります。GPT APIを活用して、革新的なAIアプリケーションを開発しましょう。