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今回は、42歳になり引退も囁かれながらも若手中心のアトランタ・ホークスを支えているベテランプレイヤーで元ダンク王のビンス・カーターを紹介します。

NBAキャリア

キャリア序盤

ビンス・カーターは、1998年にドラフト全体5位でトロント・ラプターズに指名されました。ドラフト同期選手は、現在も活躍しているダーク・ノビツキー、ボストン・セルティックスを優勝に導いた「the truth」ことポール・ピアース、ストリート仕込みのパスで魅了したジェイソン・ウィリアムスなどがいます。

ラプターズは、カーター指名の前年にトレイシー・マグレディを指名しており、アスリート力の高い2人の従兄弟コンビが結成されました。
ルーキーシーズンから大活躍し、1試合平均18.3得点を挙げ、新人王に輝きました。
ルーキーシーズンは、現在の最大の武器になっている3ポイントは、28%台とあまり高くはありませんでした。

2年目には、一年目の成績をさらに伸ばし、平均得点を25.7得点とし、3ポイントも一年目の倍の本数を放ち、確率も40.8%と大幅に向上しました。

なんといってもこの年のオールスターでのダンクコンテストは、カーターのキャリアを語る上でなくてはならないハイライトです。
ダンクコンテストの出場者は、カーター、トレイシー・マグレディ、スティーブ・フランシス、ラリー・ヒューズ、ジェリー・スタックハウス、リッキー・デイビスでした。
この中でマグレディ、フランシスの3人は、素晴らしいダンクを見せていましたがカーターだけは、異次元のダンクを見せつけ、1本目から逆回転の360を決め、この一発でカーターのためのダンクコンテストが始まりました。
結局、5本のダンクの内満点が4回、49点が1回(満点50点)という成績で優勝しました。

この年は、オールスターゲームにも出場し、活躍しましたが、この年は、カーター主役のスラムダンクコンテストがオールスターのメインイベントのような盛り上がりを見せました。

その後もラプターズのスタープレイヤーとして、2004年までプレーしましたがニュージャージー・ネッツへと移籍しました。

ニュージャージー・ネッツ移籍

移籍したネッツは、ジェイソン・キッドに率いられ、2年連続でNBAファイナルへと進出しており、カーターの加入でより一層、注目のチームになりました。
ネッツは、カーター、キッドの他にもリチャード・ジェファーソン、ネナド・クリスティッチなどがいました。

ネッツでもラプターズ時代のまま活躍し、オールスターにも常連の人気プレイヤーとして活躍していましたがプレイオフではなかなか勝てず、結局2008年には、キッドを放出し、カーターもオーランド・マジックへと移籍しました。

ネッツ退団後

ネッツ退団後、まずオーランド・マジックでは、ドワイト・ハワードが活躍していたため、それまでの身体能力を生かすプレーよりも3ポイントシューターとして活躍しました。マジック時代は、ハワードが絶対的なエースだったこともあり、カーターの平均得点は、15点前後とそれまでの20点オーバーの数字から大幅に落としました。

マジック以後は、リーグでも有数の3ポイントシューターとして、脇役の立ち位置で活躍していきました。

ここ数年の活躍

ここ数年は、年齢が40歳を超え、主に控えからの出場になっていますが3ポイントシュートは、高確率で沈め、時折見せるダンクでは、会場全体が大きく湧いている。
さらにチームメイトとのコミュニケーションなどの関係性や人柄がとてもよく、2016年には、最優秀チームメイト賞にも輝きました。
その影響もあり、昨シーズン所属したサクラメント・キングス、今シーズン所属しているアトランタ・ホークスは、どちらも若手中心の再建チームで若手のホープたちにコーチ的な役割も期待されています。

すでに42歳ですがすでに69試合に出場し、3ポイントは、4割を超える活躍を見せています。

近年では、古巣であるトロント・ラプターズのホームゲームでは、大歓声で迎えられることからもすでにレジェンドの1人であることがわかります。

まとめ

カーターは、成績だけならまだ後2〜3年は、現役を続けていく能力が十分に備わっていると思います。

おそらく引退を宣言すれば、今季のドウェイン・ウェイドのように各チームからスタンディングオベーションが起きることでしょう。

1990年代にドラフトされたプレイヤーがダーク・ノビツキーとカーターだけであることを考えるとカーターが引退となるといよいよ1つの時代が終わりを迎えることでしょう。

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