ついに全米大学ナンバーワンを決めるNCAAトーナメント(通称March Madness)の組み合わせが発表されました。
今回は、NCAAトーナメントの注目チームであるデューク大、ゴンザガ大などや注目選手のザイオン・ウィリアムソン、八村塁などといった見どころを紹介していきます。
以下、公式twitterより
THE BRACKET!#SelectionSunday | #MarchMadness pic.twitter.com/JCpvetRGN1
— NCAA March Madness (@marchmadness) March 17, 2019
東地区(East Regional)
第1シードチーム:デューク大(29勝5敗)
まず左上のイーストブロックは、なんといってもザイオン・ウィリアムソン、RJ・バレッドというスーパースター候補を擁するデューク大学第一シードです。
APランクでは、最終的に1位に位置付けられており、全米の期待値もここ数年で最も高いチームといっても過言ではありません。
ザイオン、バレッドの他にもNBAのドラフト予想で4位につけているキャム・レディッシュ、ミネソタ・ティンバーウルブズで活躍し、デューク大OBのタイアス・ジョーンズの弟であるトレ・ジョーンズなど有望株が多く、そのメンバーを指揮しているコーチKことマイク・シャセフスキーHCの元優勝候補ナンバーワンでしょう。
注目ポイント
注目ポイントは、デューク大と同じように長くNCAAで強豪チームであるミシガン州立大でしょう。
目立ったドラフト有望株の選手はいませんがそのチーム力でランキングでは、全体5位となっています。
目立ったドラフト有望株の選手はいませんがそのチーム力でランキングでは、全体5位となっています。
そうは言ってもこの地区の最大の注目は、デューク大です。デューク大がこのままファイナル4へと進むのかそれとも他のチームがアップセットを起こすのかが注目になっていくでしょう。
西地区(West Regional)
第1シードチーム:ゴンザガ大(30勝3敗)
続いて左下のウエストブロックは、八村塁がエースを務めるゴンザガ大が第一シードになりました。ゴンザガ大は、大学ランキングでも常にトップ10以内に入っており、八村塁もシーズンの最優秀選手に送られるジョンウッデン賞の候補にも選ばれる活躍でチーム、個人共にとても好調なシーズンを送っています。
八村塁自体のドラフト予想では、15位と当初の順位よりも下がっていますが平均得点は、20点を超え、チームも30勝3敗としており、NCAAトーナメントでの活躍次第でさらに評価を伸ばしていきそうです。
チームメイトでは、ドラフト予想で22位に位置しており、八村塁と同じフォワードのブランドン・クラークの活躍にも期待です。
注目ポイント
ゴンザガ大の2回戦の相手になりそうなのがジョン・ウッデン賞の候補にも挙げられているタイアス・バトル率いるシラキュース大です。2回戦ではありますがシラキュースとゴンザガの対決も大きな注目です。
もう一つ注目なのがマレー州立大のジャ・モラントです。モラントは、ドラフト予想では、全体3位、ポイントガードとしてはトップの評価のプレイヤーです。
近代のNBAでは、個人的にデアーロン・フォックスのように身体能力がとても高く、攻撃的なポイントガードです。
NCAAのハイライトでも豪快なダンクがたびたび挙げられています。
マレー州立大自体は、大学ランキングでは上位ではありませんが数年前にポートランド・トレイルブレイザーズで活躍しているCJ・マッカラムがリーハイ大時代にデューク大をアップセットした例もあるのでモラントが大活躍していけばアップセットも十分に可能なチームになっていくでしょう。
南地区(South Regional)
第1シードチーム:バージニア大(29勝3敗)
右上のサウスブロックは、バージニア大が第1シードになりました。大学のランキングでは、最終的に全体2位になりました。バージニア大学は、今シーズン、平均15.1得点を挙げ、ドラフト上位指名が期待されているエースのデアンドレ・ハンターの活躍が鍵でしょう。さらには、シューターのタイ・ジョロームの活躍も見所の一つでしょう。
注目ポイント
この地区の第1シードは、バージニア大になりましたが個人的に1番アップセットの可能性がある地区ではないかと思っています。
テネシー大やパデュー大、カンザス州立大と言った強豪校がおり、オレゴン大には、元NBAであるマヌート・ボルの息子であり、ドラフト注目選手のボル・ボルが活躍しています。
今挙げたチームの他にも数シーズン前にNCAAトーナメント2連覇を果たしたビラノバ大やウィスコンシン大なども注目です。
中西部地区(Midwest Regional)
第1シードチーム:ノースカロライナ大(27勝6敗)
トーナメント右下のミッドウエストの第1シードは、ノースカロライナ大になりました。
デューク大の長年のライバルとしてNCAAの中でも屈指の人気チームですがここ数年は、同地区のケンタッキー大に注目度では劣る部分もありましたが今シーズンは、NBAドラフトでもエントリーすれば1巡目指名が期待されているネイサー・リトル、コビー・ホワイトのコンビを軸に長年チームを指揮しているロイ・ウィリアムスHCの元、ライバルのデューク大を3勝1敗で勝ち越しています。
注目ポイント
この地区最大の注目は、ノースカロライナ大とケンタッキー大に他のチームがアップセットを起こせるかが注目でしょう。
ランキングで7位のケンタッキー大は、近年のNBAで多くドラフト上位指名選手を輩出している大学です。
アンソニー・デイビスやダマーカス・カズンズ、カール・アンソニータウンズ、レイジョン・ロンドなど挙げればきりがないですがそんなチームを率いるのがジョン・カリパリHCです。今シーズンのケンタッキー大は、ドラフト上位候補の選手をデューク大に持っていかれた印象がありますが、それでもPJ・ワシントン、ケルダン・ジョンソンなどの選手が活躍しており、彼らの活躍も注目です。
他の注目チームは、NCAAでは、あまり強豪チームとして知られていないヒューストン大が第3シードとなっており、このチームがケンタッキー、ノースカロライナにどのように戦っていくのかも注目です。
まとめ
今回は、2019NCAAトーナメントの見どころを紹介していきました。
日本では、八村塁選手の活躍が特に注目されていますが今回を機に全米でも屈指の人気を誇るNCAAバスケットボールのお気に入りチームを見つけてください。